「よくあのカタログの中から、自分に合うものを探そうという気になれるわねえ」と、同年代のおしゃれな友人にあきれ顔で言われました。
「あのカタログ」とは、ファッション通販大手の「ディノス」のなかのかなり弾けている女の子向けラインRULEbis(ルール ビス)です。
↓ こちらが「RULEbis」の春号
表紙の女の子、おいくつかしら。ブランドコンセプトを読むと、ターゲットは、「年齢を問わず」と書いてあるのですが、しかしいくらなんでもわたくしに照準を合わせていないことだけはたしかでしょうね。
とはいえ、このカタログ楽しいのですよ。明るい色づかいとポップな柄物づかいが特徴のこのブランド、ほかではあまり見られないようなプリントや色合わせが次から次へとでてきます。
↓こんなラインナップです(画像はサイトからお借りしました)
大人げない柄と節操がない色づかい!?
ところが、その友人曰く「あれは大人が近づくもんじゃない」。なぜなら、「柄が大人げない」「色づかいに節操がない」からだそうです。
「大人げない」「節操がない」!! あらいやだ、それってわたくしの大好物よ!
というわけで、本日はRULEbisの柄物マキシスカートを使ったおうちコーデです。
◆スカート/ディノス RULEbis イタリア素材フラワープリントジャージーマキシスカート S
◆羽織り/ディノス gramblue オーバーサイズデニムジャケット M
◆サンダル/リエディ ビーチサンダル ブラック
素材はシワにならないジャージー生地。プリントの発色が美しく、ちょっと見ない柄であることが気に入りました。ユニクロやZARAとは異なり総裏地付き。きちんとつくられたお品モノです。
RULEbisの素材は、もちろんモノによりけりですが、全般的に悪くありません。
そして品質の割にお値段はリーズナブル。とはいえ、ユニクロ価格というわけにはいかず、ZARAよりももちろん高い。
でも、ディノスさん、しょっちゅうセールをやっていますからねー。このスカートもセールで50%オフになっていました。私の好みの柄はたいてい売れ残るので、もっぱらセール狙い。要はわたくしの趣味が悪いってことでしょうなあ(笑)
で、この大人げない柄(笑)についてですが
大胆な花柄のうえ、オレンジと黒というコントラストの強い色合わせ。まあ派手ですよね。
でもこの柄だとトップスに黒、白、茶色、サーモンピンク~オレンジ~朱赤、のTシャツを持ってくるだけでコーデが完成します。派手な柄だから柄のインパクトだけで「持つ」んですねー。足元は黒のビーサン、秋になったら白か黒のコンバース、冬は焦げ茶か黒のブーツ。トップスはTシャツをニットにチェンジすればOK。こんな便利はものないと思うんだけどなあ。
ZARAと違ってかぶらない
なにがうれしいって、RULEbisなら街ですれちがった若いお嬢さんとかぶることがまずない、ってことです。
派手な柄物と言えばZARAを思い浮かべるかたも多いですよね。私も以前は柄物をZARAでよく購入していたのですが、なんせZARAはかぶるのですよ、若いお嬢さんと。
生活のパーツになっているユニクロやGUのアイテムがかぶるのと、ZARAの特徴的なプリント模様がかぶるのではワケが違います。それでだんだんZARAの柄物からは距離をおくようになってしまいました。
そんなわけで、ここ数年間にクローゼットの中にはRULEbisの柄物が少しずつ増殖中。(以下はすべてRULEbisの商品です)
↓何を描いたのかよくわからないプリント。2年前のセールで70%オフで捕獲。
このスカート、少しだけ使われた「赤」がいい仕事をしています。なのでその赤を拾って、ソックスとバッグでリフレインしました。トップスはごく普通のブラックのツインニットです。
↓ いっそトップスに赤を持って来ちゃって、小物は黒という手も。
↓先週の「女子会」でも着用した赤と紺のストライプ柄。
ブラウスとスカートの組み合わせ。単品で買いセットアップにしました。
これ、使いやすいのにどうして売れ残っていたんだろう。スカートをネイビーのブラウスと合わせればお仕事にも行けるし、ブラウスだけ使って濃色のブルーデニムと合わせてもかわいい(←殴蹴)んですよ。
↓ 秋にはアイボリーの革ジャンを羽織ってネイビーのパンプスにタイツで。
↓ ツヤツヤした光沢素材がお気に入り。トップスに淡色のグリーンTシャツを持って来てワントーンコーデにすれば、2020夏という感じ。ラベンダー色のニットと合わせてみたいなあ。
↓柄ではなく色モノを。こんな色のダウンほかでは見たことありません。これも売れ残ってたのを捕獲。
ああ、なんか自分の手に入れたモノを並べて「どうだ、いいだろう」とう自慢話になってしまいました。
実に感じ悪いですな。
大人が柄物を着るべき理由とは?
何が言いたかったかというと、一見、派手に見えても、大人げなく見えても、基本色と合わせれば、柄物は大人世代でも案外着ることができちやうということです。
着こなしのポイントは、トップスもしくはボトムスに、柄のなかの一色を拾うこと。これだけでコーデ完成です。柄の主張が強いので、組み合わせるものはTシャツやクルーネックニットなどシンプルなものを。靴やバッグなども、迷ったら柄の中の色を使えば間違いなくまとまります。
無地の基本アイテムを組み合わせておしゃれをしようとしたら、腕まくりをしたり、裾をロールアップしたりして抜け感を演出する、ストールで動きを出す、トップスとボトムスの素材を変えて奥行きを出す、などさまざまなテクを使わないとなりません。
ところが柄物は、柄の一色を拾うだけ!これだけですよ! これってやらない手はないと思うのですよ~。
若い頃は、わたくしもシンプル好みでした。上質な白いTシャツやなんでもないカシミヤニットにデニムが最高のおしゃれだとおもっていたし、実際似合っていたと思います。
でも、いつのころからか、「シンプル」だけでは持たなくなってしまいました。アクセサリーを盛ったり、衿元にスカーフやストールをして、艶やら光を足さないと顔が負けてしまう。
体型の欠点を隠したり、目を反らすような演出をしないと、服も着ているわたしも残念な感じになってしまう。
柄物をよく着るようになったのは、これを激しく自覚するようになった50代の初めだったと思います。
柄物って当たり前ですが、派手なほど目が柄に奪われるんですよ。それが目くらまし効果を発揮し、お肌のアラやら体型の欠点が、たいして気にならなくなる。これホントですわよ!
でも、柄物ならなんでもいいというわけじゃございません。たとえば、シンプルで上品なネイビーと白の小花模様とかじゃ、もはやダメです。それではアラカンはもちません。
ね、もう、派手な柄物を着るしかありませんわっ。
RULEbisのオンラインショップを貼り付けておきます。これご覧になると、おそらく冒頭の友人と同じ感想――「よくあの中から、自分に合うものを探そうという気になれるわねえ」――を持たれるかと(笑)。
はい、おそらく目がチカチカすることでしょう。でも、怯まずに。シンプルなTシャツを合わせた絵を想像しながらご覧ください。きっとイメージがわくはずです!!
RULEbisのサイトはこちら。ただいまセール中です→ RULE bis(ルール ビス)
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