日曜日だというのに朝から外仕事のhirariでございます。みなさま、いかがお過ごしですか? 台風が気になります。進路に当たる地方のみなさま、どうかしっかり準備をなさって、くれぐれもお気をつけください。
◆パンツ/plst リネンブレンドスティックパンツ パープル XS
◆靴/EVOL グリッターバレエパンプス ブラック
◆バッグ/ Mulberry ベイズウォーター (大昔)
人気検索ワード「前だけイン」
で、本日のお題は「前だけイン」です。
スタートから1年8カ月になりました当ブログ、毎日多くの方が検索ワードを辿って読みにきてくださるのですが、「前だけイン」は、その人気ワードのひとつ。
「前だけイン 終了」とか「前だけイン いつまで」とか「前だけイン 古い」とか「大人 前だけイン ダサい」(笑)、あるいは「前だけイン 2020」などの検索ワードで、1年以上前にいくつか書いた「前だけイン」についての記事を読みに来てくださいます。
今やってもいいのか?
大人がやってもおかしくないか?
今年風にするにはどうしたらいいのか?
ああ、みなさん、同じようなことに悩まれているのですねー。大人のわたくしたちが、すごーく気になるのはまさにこのあたり。
若い世代は何のためらいもなく、当たり前のように前だけインをしているのに、大人世代は躊躇してしまう、それはなぜでしょうか。
昭和のママなら許さなかった
「前だけイン」が流行り始めたのは、いつでしたっけ? 5年くらい前?
初めてその着こなしを見たとき、なんて珍妙な格好だろう、と、私たち昭和のコドモは思いましたよね。だって、昭和のママたちは「シャツの裾はスカートのなかにきちんと入れなさい」と言って私たちを育ててきたのですから。
そんな私たちにとって、シャツの前だけをインして後ろはアウトするなんて考えられない! だらしがない! ママに怒られちゃう!!
でも、目が慣れたらそれが普通になり、気がつけば自分もやるようになっていました。
なぜ、私たちがいっせいに「前だけイン」をやりはじめたのか。それは簡単、これが、体型のアラがあちこち目立ってきた中高年にぴったりの着こなしだからです。とくにわたくしのようなちびっこ中高年には夢のような流行でした。
なぜなら 前だけインすれば、
✔ ウエストの位置をマークすることになり、脚が長く背が高く見える
✔ ゆったりトップスをインすることでメリハリが出てスタイルアップする
✔ 後ろをアウトすることで、気になるお尻をさりげなく隠せる
✔ 前をインして襟を抜き気味にすればこなれ感が出ておしゃれに見える
✔ ウエストゴムのプチプラボトムのゴムを隠すことで脱チープ感が叶う
結論から先に言っちゃいますと、わたくしたちにとってこんなにおいしい「前だけイン」手放す手はないんじゃないかなあ。とくにオーバーサイズシルエットが流行っている間は、よほどスラリとした痩せ型高身長の方でない限り、この手を使わないとバランスがとれないのではないか、と思います。
前だけインとオールアウト 比べてみた!
たとえば、本日のこのplstのブラウス。サイズは一番小さいSサイズですがオーバーサイズシルエットのため全体的にゆるゆるです。商品としては、「アウトしても着られる着丈に設定した」ようですが、153cmの私には長すぎて、アウトではとても着られません。後ろ身頃はさらに長くなるデザインなので、このまま着ると悲惨な姿に。
まあ、見てください。(夕方撮影したので、ふくらはぎがむくんでいてパンパン😭。そのためパンツの膝の辺りにシワがよっています。お見苦しくてすみません)
↓前から見たところ。1枚目オールアウト、2枚目前だけイン
前だけタックインすると「ウエストがここにあるわよ!」とマークできるので、脚が明らかに長く見えます。上半身もコンパクトにまとまって5kgくらい痩せて見える感じ。
↓ 後ろ姿。1枚目オールアウト、2枚目前だけイン。
抜き襟気味に後ろに引っ張って着ていることもあり、アウトして着ると後ろが長過ぎますね。この着丈だとお尻がすっぽり隠れて安心っちゃあ安心なんですけど、なんだか、ブラウスの裾のすぐ上辺りにお尻があるかのように感じさせます。いやん、実際はもうちょっと上にあるのよー。なのでめちゃくちゃ短足に見えます。
一方、前だけインをすると前に裾が引っ張られるので後ろの裾は短めに。上の着方では前をインした裾が自然に後ろに向かって長くなるように内側に折り込み、ヒップの1番高いところにかかる丈に調整しています。お尻の位置が10cmは上がりません?
↓ 斜め横から見ると。1枚目オールアウト、2枚目前だけイン
ああ、1枚目は「ただ着ただけ」の感じ。それが、前だけインをすることで「着こなしている」風に変わりますよね。これだけで「こなれたおしゃれっぽさ」が漂うような!!
奥さま方、手っ取り早くスタイルアップでき、かつ「ぽく」見せることのできる「前だけイン」という着こなしテク。絶対に手放すべきではありませんわ!!
大人の前だけイン2020
「前だけイン2020」で検索して当ブログにおいでくださる方も多いのですが、別に「前だけイン」の今年風のやり方が特にあるわけではないように思います。
とはいえ、数年前の流行し初めとはちょっと変わってきているのは確か。当初は「きっちり前だけタックインしました」という感じ、シンメトリーに仕上げるパターンが多かったように思うんですが、年月とともに「無造作にサッと入れた感じ」が好まれるようになりました。というより、自由度が高まってきたというか。
だから、真ん中でタックインしてもよし、左右のどちらかに振ってインしてもよし。裾をたくさん引っ張り出してゆるっとこなれて見せるもよし、前をしっかりインしてきちんと着るのもよし。
要は好きにやってよし! 以前よりも、使いやすい着こなしテクになってきたように思います。
この日は下のようにバランスをとりました。
↓ パンツの中央の部分だけ裾を入れて左右は残しておく
↓真ん中の部分だけウエストが見え、左右はウエストラインを隠して「山」の字を描くようにする
↓ 裾を内側に折り込んで後ろはヒップの一番高いところを隠す長さに調整
↓ できあがり。ハイウエストパンツなので脚長に見えます(^O^)v
↓この日はウエストがオールゴムのスカートを着用。ウエストゴムを隠すために中央だけでなく前全体をインしてから裾を全体的にひっぱり出してゴムを隠しました。
↓ この日は中央ではなくやや右よりをイン。動きが出る感じがします。
というわけで、わたくしは今季もがんがん前だけインをやっております。
↓昨年書いた記事はこちらです。
昨日は講師のお仕事とインタビューの仕込み仕事で朝から夜中まで働いていました。アウターは、軽いマウンテンパーカー。夜中の冷え込みは、内側に仕込んだライトダウンのベストでなんとか凌ぎました。 ◆トップス/PLST MOVE ダンボール[…]
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