みなさますでにご存じかと思いますが、明日3/12からユニクロGUの全アイテムが実質9.1%値下げになります!!
ユニクロ大好きなわたくしといたしましては、やっぱりここで記事にしてかねば、というわけで簡単にまとめておきますね!
↓サイトではトップページでこんな説明がなされています
何がどう変わるの?
これまで、ユニクロGUの値札の表示は、すべて税抜きの本体価格が表示されていました。だから、「3990円」と表示された商品を手に、レジへ行けば支払うのはプラス消費税で「4389円」でしたよね。
この値札に表示される金額が、明日3/12から
これまでの「税抜き価格」 → 「税込価格」 と変更になります。
これは、消費税表示の特別措置法が3月いっぱいで終了するのに伴って、消費税込みの総額表示が義務づけられるようになったことに対応したもの。
こんな場合、消費税を乗せた金額に値札を付け替えるのが普通のやり方でしょう。本体価格「3390円」の商品は「4389円」の値札に付け替える。
ところが、ユニクロは値札を付け替えず、明日3/12からは、全商品現在表示されている「税抜き本体価格」をまんま「税込価格」とすることにしたのです。
というわけで、本日なら本体価格3990円+消費税で4389円のお支払いとなる商品が、明日からは3990円で買えることに。
これが、全商品実質9.1%値引きのからくりです。
↓なぜか唐突に最近購入したイネスのツイストプリーツワンピースの画像をば。いちおうファッションブログなので(笑)
なぜこんなことをしたの?
背景にあるのは、2013年10月に施行された消費税転嫁対策特別措置法が3月いっぱいで終了することです。
これは、消費税が5%→8%→10%と段階的に変わっていくなかで、小売業の値札の付け替えなどの事務負担を減らすための特別措置でした。
でも、それが3月末に終了するので、4/1からは消費税込みの価格を明記しなければ違法となってしまうのです。
そこでユニクロは、3/12から、消費税込みの総額表示に切り替えるけれども税込み価格をこれまでの税抜き価格と同額にすることで表示価格の変更を避けた、というわけ。
全商品の実質値下げですが、この件テレビなどでものすごくとりあげられているので、宣伝効果はかなりありそうですねー。
↓ ユニクロの以前の値札を見ると「3990円 + 消費税」。3990円が本体価格であることがはっきり明記されていました。
↓ ところが最近購入したアイテムの名札は「+消費税」の表示はなくなっています。
税込総額表示への対応は、このように水面下で着々と進んでいたのでしょうね。
そして、明日3/12から何の混乱もなく全アイテム総額表示での販売がスタートします。
実質お値下げ、消費者にとってはありがたい限り、ですよね!
で、何が起こるのかな?
コロナ禍で、アパレル消費は20%くらい縮小したと言われています。
青息吐息のアパレル業界は、ユニクロの実質値下げにどう対応するのでしょうか?
ただの洋服好きのおばさんのわたくしには、とてもじゃないが予測はできませんが、あちこちの記事を読む限りでは、このユニクロGU一斉値下げショックで、各社の追随値下げ、そしてアパレル全体の低価格化が進む、という味方をする専門家が多いようです。
↓洋服好きのおばさんネット購入商品を試着中の図。背中に値札(まだ税抜き価格表示)が見えます。
そういえば、昨年秋、無印良品が基本アイテムを中心に価格を引き下げましたよね。こちらのほうが、ユニクロGUの表示額据え置きよりもよほど大英断だったかも。
ともあれ、リーマンショックのあと、消費が急激に冷え込んだときとまったく同じ状況が繰り返されそうな感じですねー。
あのとき、GUが990円のジーンズを発売したことが大きな話題になりました。今となれば「990円ジーンズ」には、さほどインパクトはないけれど、当時は衝撃の低価格でした。わたくしは当時、本業のほうで、このあたりの取材していたので、その衝撃は体感として残っています。
そして、その後、ファッションアイテムは急激に低価格化していったのでした。
繰り返されるのか?
まあ、プチプラ大好きなわたくしとしては、ありがたいんですけど。
でも、これって、デフレからの脱却を目指す日銀の思惑とは正反対。
さてさて、これからどうなることやら。
↓昨年のユニクロの返品ルール改定のときに書いた記事です。今も毎日たくさんの人に読みに着ていただいています。
以前書いた「ユニクロの返品ルールの改定」の記事、たくさんの方に読みに来ていただいているのですが、長いコーディネート記事の最後に補足的に記したため、探せない方もいらしたようです。 そこで、ルール改定を明日に控えた本日、ポイントを再度こちらに[…]
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