涼しげなリネンの服で熱中症になりかけた話【年をわきまえよ！】

上の画像は、出発前の姿です。いつもながら余裕かましてますが、実は、このところ仕事がなかなかheavyな感じでして、かなーり疲れています。

この日対談で登場するお二人はともに9月発売の新刊書の著者。

新刊発売前、新譜のリリース前、公演の券売前、映画の封切り前‥‥のタイミングだと、雑誌でのインタビューや対談などにも登場いただきやすいので（プロモーションになるので時間をとってもらえる）、わたくしのインタビュー仕事の多くはこのタイミングで行われます。

で、本日がまさにそれ。

わたくしの役回りとしては、読んでおかないとはじまらないわけですよ、当然ですが。

その新刊本そのものはまだ影も形もありませんが、制作途中のゲラ刷り状態のものがようやく事務所に届いたのが2日前。すぐに読みたかったんだけど、わたくしはわたくしで別の原稿の締切目前でして、それをアップして送信してたら日が変わって当日の深夜になっちゃった～。それから、ようやくゲラ刷りの本2つにとりかかり、読んでいたら朝になっちゃった～。で、対談の構成を考えて質問案をメモして、ほっとんど寝ないで出発。

↓　しかし、仕事直前はアドレナリンが出ているのでわりに元気

対談そのものは和やかにとってもいい感じで進みました。

光の降り注ぐハウススタジオで、リラックスした雰囲気のお二人の写真をたーくさん撮って、対談では、こちらが拾うべき話はガッツリ拾え、お二方がそれぞれ話したかったことも、おおむね話していただけたかなー。

で、めでたく終了。

お二人をお見送りしてから、スタッフは三々五々解散となります。
徒歩のわたくしは「タクシーを呼びましょうか？」と聞かれて、当然のごとく断りました。このところなるべく歩くようにしているので、20分弱の道のりなんてエクササイズ代わりにぴったり、と思ったのです。

これが判断の間違い。
昨日の東京の14時過ぎは、猛暑でした。
おまけにわたくしは、ろくに寝ておらず、昼食を食べ損なった（ことさえそのときは忘れていた）60代。
スタジオの大テーブルには、おいしそうな軽食がたくさん用意されていたんですけどねー。サンドイッチひとつつまむ気になれなかったのは、やっぱり私、疲れていたのかな。

「お疲れ様でした~」

と笑顔で手を振り、元気に閑静な住宅街を一人で歩き始めて5分くらいした頃、頭がガンガン割れるように痛くなってきました。で、資料とパソコンの詰まったバッグを肩にかけ直そうとしたら、フラっとめまいが。倒れないように伸ばした脚のふくらはぎがピキーンとつるのを感じました。

わわわ、これって熱中症の症状？

日頃から健康過信気味のわたくしでも、さすがに気づきます。

それで、辺りを見回して日陰になっていて腰掛けられそうな場所へとりあえず避難。水分をとって、手足をウェットティッシュで拭いてみたりしたけれど、相変わらず頭は痛く吐き気まで。うーんどうしよう。辺りは邸宅の並ぶ一角で、人影はなし。
いっしょに仕事をしていたスタッフはそれぞれ帰った後でした。タクシーを呼ぶしかないかな、すぐ来てくれるかな、などと考えながら、文字通り頭を抱えていたら、ああ、なんという幸運、向こうから空車のタクシーが走ってきた！！

神様っている！とこのときはホントに思いましたよ。

無事乗り込むわたくし。涼しい車内。ああ、よかったあ~。

運転手さんに事情を話して途中自販機の前でとめてもらい、冷たい飲み物をたくさん買い込みました。で、それで体を冷やしたり、飲んだりしているうちに、なんとか症状は治まって、無事事務所へ。

もう昨日は、すべての仕事をストップし、家事はいつも通りやらず、ひたすら眠りました。そしたら、もうすっかり今日は元気です。

これをアップしたら、本日の取材へＧＯ！
なのですが、いくら若作りでも実年齢は60代。体温調節機能が衰えていることは自覚しなくてはけませんね。これからは、自分の体力を過信せず、休養と水分補給にしっかり心がけてまいりたいと思います。

歩けるお仕事用ハイヒール靴とか、汗染みが目立たない服とか、涼しげな色づかいとか‥‥、もっちろん大切ですが、それよりも大切なことってあるよねー、とファッションブログらしからぬオチで本日はおしまい。

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